木材と5軸
どうも、設計部のフジイです。
今回はイチムラで使用している機械、5軸制御マシニングセンタをご紹介します。
それではご覧ください。
5軸制御マシニングセンタとは、従来の3軸(X軸,Y軸,Z軸)
制御マシニングセンタに、2軸の回転軸(A軸<X軸の回転軸>、
C軸<Z軸の回転軸>の制御が加わった機械です。
まず今回は、木製のお皿を作成する過程で、
従来の3軸(X軸,Y軸,Z軸)を使った流れをご紹介します。
3軸(X軸,Y軸,Z軸)方向に工具が垂直に動きます。
それでは、どうぞ。
これは吸着パッドです。
木材を固定するためのものです。
これはストッパーピンです。
これで木材の位置合わせをします。
しっかりと固定されました。
使用している工具(ルーター、ドリル)です、
加工によって使い分けています。
加工に入ります。
まずは荒削りです。
ぐるぐると円を描きながら削っていきます。
このようになりました。
ここでツールチェンジャーの出番です。
次の工程に入る前に工具の交換をします。
自動で工具が交換されます。
スムージングです。
より細かく削っていきます。
これできれいになりました。
これは治具といいます。
部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具です。
治具に、削った木材をかぶせて固定させます。
そして、削りはじめます。
こちらもまずは荒削りです。
そしてスムージングです。
そして完成です。
木のお皿が出来あがりました。
以上で[木材と五軸]のご紹介を終わります。
次回以降は、新たに回転軸A軸、C軸を使った加工をご紹介します。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。