ダボとダボ打ち機
はじめまして、設計部のフジイです。
僕はイチムラ家具の製作過程、イチムラで使用している機械や技術などをご紹介していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回はイチムラで使用している機械、ダボ打ち機をご紹介します。
それではご覧ください。
ダボ=木材同士をつなぎ合わせる際に使用する木製の棒。
木材と木材を接合するために、木材の木口面にダボと同じ
大きさの穴をあけ、木工ボンドと一緒に接合する機械です。
ここに木ダボを投入します。
ダボが入っているか下から確認できるように鏡があります。
管を通ってダボが下に流れていきます。
青く光っているハンドルを捻るとクランプ(材料を固定する金具)が下がり、材料を固定します。
緑のボタンを両手で押すと機械が動きます。
【写真】左からドリル、ダボ打ち込み装置、糊噴射装置。
この三つの装置が同時に動きます。
イメージ写真を使い、三つの加工をご説明します。
※面に加工されていますが、本来は木口面です。
まず、ドリルで木材に穴をあけます。
次に、空いた穴に糊を噴射します。
そして最後に、木ダボを打ち込みます。
そして、
これを。
こうして。
こうです。
接合箇所両方に穴を開けてから接合するのでズレが起こりにくいです。
木ダボの接合は釘やネジを使わないので
側板(側面にとりつける板)はきれいに仕上がります。
以上でダボとダボ打ち機のご紹介を終わります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。