小口材とエッジ・バンダー
どうも、設計部のフジイです。
今回はイチムラで使用している機械、エッジ・バンダーをご紹介します。
それではご覧ください。
小口材=木材を横に切断した時の断面のことを小口といい、
そこを隠すための材料を小口材といいます。
エッジ・バンダーは木材の小口に糊づけ、
小口材を接着、切断、削りを一台で行ってしまう機械です。
木材を送る人、接着された木材を受け取る人で作業します。
これが小口です。
これが小口材です。
さまざまな厚さ、色、柄があります。
小学校の家具には丸みを帯びた小口材を使用するなど、
使用する家具、場所によって使い分けています。
ここからは機械の裏側の説明です。
このようにセットした小口材が機械の中に入っていきます。
木材と小口材の接着には、粒状の糊を使用します。
ここの上に粒状の糊をセットします。
粒状の糊が熱で溶かされ、
約200℃の液体になって下に流れます。
流れてきた糊が付いたパイプが回転して、
木材の小口に付着します。
勢いよく刃が飛び出してきて小口材が、
木材のサイズに合わせだいたいの長さでカットされます。
そして、接着の工程に入っていきます。
右側から接着、切断、削りが順番に行われて行きます。
イメージ写真を使い、三つの工程をご説明します。
接着です。
木材と小口材が糊で接着されます。
切断です。
はみ出している小口材を端に合わせてしっかり切断します。
削りです。
小口材に丸みをつけたりします。
そして丸みをツルツルに仕上げます。
小口材に丸みをつけると家具の雰囲気がやわらかく見えます。
このように使用する小口材によって家具の表情が変わっていきます。
以上で小口材とエッジ・バンダーのご紹介を終わります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。